劇団四季「キャッツ」
劇団四季の「キャッツ」です。25日のマチネで観てきました。四季の「キャッツ」は過去何回も観てきています。私にとって、「もっとも無難な四季のミュージカル」が「キャッツ」です。
さて、最近の四季のミュージカルは私が観るときは問題があるのですが、今回はいかに。「オペラ座の怪人」は散々だったものね。
今回の席は、S1席の回転しない席では最前列の下手側です。最近のキャッツ観劇は2階席が多かったので、久々の1階席です。
キャストはこんな感じでした。
グリザベラ 重水由紀
ジェリーロラム=グリドルボーン 谷内 愛
ジェニエニドッツ 高島田 薫
ランペルティーザ 磯谷美穂
ディミータ 有永美奈子
ボンバルリーナ 遠藤瑠美子
シラバブ 南 めぐみ
タントミール 河西伸子
ジェミマ 王 クン
ヴィクトリア 千堂百慧
カッサンドラ 井藤湊香
オールドデュトロノミー 種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 田島亨祐
マンカストラップ 西門宇翔
ラム・タム・タガー 荒川 務
ミストフェリーズ 金子信弛
マンゴジェリー 武藤 寛
スキンブルシャンクス 岸 佳宏
コリコパット 入江航平
ランパスキャット 高城将一
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 龍澤虎太郎
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 川野 翔
配役は問題ないと思います。特に荒川タガーはアイドル猫としては余裕たっぷりでしたし、貫禄十分といった感じです。この配役の中で最も好きなのが、ランペルティーザの磯谷美穂さんです。この方のランペルが最も好きなランペルなのでもうそれだけでも満足です。
しかし、今回の公演は問題が発生しました。正直言って、最近の私が観る四季の舞台は、なんかトラブルが多いのですよね。これは私だけかもしれませんが、ハズレ(ある意味アタリ?)に当たっている気がします。
今回は歌、ダンスともに文句なかったのですが、大問題がひとつ。
2幕にあるシーンのひとつ。ミストフェリーズが誘拐された長老猫をマジックによって助け出すシーン。ミストフェリーズがかけた赤い布の下から長老猫が登場するシーン。ここでミストフェリーズが布をとると長老猫が出現ですが、この際には「バン(ファン?)」という効果音が鳴ります。今回は「・・・あれ?音がない!」と思って一瞬、間が抜けた雰囲気が漂ったのですが、気を取り直して、タガーが「だれも~が!」と歌った瞬間、問題が発生しました。ものすごく強烈なハウリングです。2~3秒ぐらいだったと思いますが、一瞬地響きがしました。「ビズーン!」てなかんじです。その後は問題は無かったのですが、一瞬あせりました。
正直その後の舞台はなんとなく集中できない気がしました。歌、ダンスともに問題が無かっただけに残念です。
そのトラブルがあったためか、タガー締めはいつもよりもサービスたっぷりでした。あ、握手はスキンブルシャンクスでした。
今回のトラブルにちょっとがっかりして、この後「ウイキッド」のソワレ公演に向かいました。