ギコノマド

教育系ICT関連情報やグルメ情報など、雑多な内容を書いてます。Apple製品愛好家だけどもThinkPadも好き。

法然と親鸞

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名古屋公演の感想です。
今回は6月の鳥取公演のための下見です。

実は事前に観たことがある方から情報を仕入れてから観に行ったのですが、ある人曰く「法然上人は最初出てくるが、すぐに出なくなる。」といった情報がありました。本当かな・・・と思いつつ劇場へ。

今回は事前に前進座の知り合いの方にチケットをお願いしていたので非常にいい席での観劇になりました。7列目の下手側の非常に観やすい席です。

この「法然親鸞は」3幕で構成されているのですが、1幕が60分で15分休憩。2幕が45分で25分休憩。3幕が75分となっています。

さて、最初は法然上人の若かりし頃の話です。若き日の法然上人の姿から始まり、その後、法然上人の幼少時代が始まります。ここで気になったのが、前進座さん はほとんど効果音を使わないのですかね。唯一使われた効果音は、法然上人の幼少期のシーンで矢が放たれるのですが、なんかバネのような吸盤のような音が・・・。

その後法然上人の話が1幕の最後の方まで続いて、親鸞聖人は1幕の最後の10分のところで登場です。親鸞聖人の人生にとってのターニングポイントとなる、六角堂のシーンです。このシーンが終わって1幕は終了です。

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幕は法然上人と親鸞聖人の出会いと、念仏の弾圧がテーマになっています。・・・事前の情報と違って、1幕・2幕の中心人物は法然上人ですね。親鸞聖人は文字通り法然上人の弟子としての位置づけで描かれています。結局、法然上人は2幕の最後まで出ておられます。

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幕は親鸞聖人を中心に描かれます。理由は法然上人が亡くなられているからです。

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幕すべてを通してみた感想は、物語の中心人物はどちらかといったら法然上人ですね。親鸞聖人は法然上人の亡くなられた後の物語の中心人物ですが、法然上人があまりにも強烈すぎて・・・。

全体の感想として、作品自体は肩肘を張らないでゆっくり楽しんでほしい作品です。テーマがテーマなので若干構えてしまうところがありますが、まあ、気楽に観てほしいですね。

今回唯一残念だったのが客席の態度の悪さ。私の後ろのおっちゃんが大声で隣の人に解説をしているのです。しかも・・・あなたのその解説間違っています! あ~うっとうしい!しかも他の席の方、携帯を鳴らすな!

でもこの公演を観るために名古屋まで来た甲斐がありました。