ギコノマド

教育系ICT関連情報やグルメ情報など、雑多な内容を書いてます。Apple製品愛好家だけどもThinkPadも好き。

祝「ミス・サイゴン」通算1000回

15a5c577.JPGさてさて、「ミス・サイゴン」9月4日マチネ公演の観劇記です。

この日のこのマチネ公演は日本公演通算1000回の記念公演です。私も少し気合いを入れての帝国劇場行きとなりました。劇場前に到着したのが開演45分前の12時45分。少し気合いが入りすぎました(笑) しかもお昼も食べないで。

早々と入場して開演を待ちます。お昼ご飯として銀座サボテンのカツサンドをいただきました。ジューシーでおいしかったです。

この日の帝国劇場は客席もロビーも劇場前も異様な熱気に包まれていました。やはり皆さん1000回公演のことはご存じなのでしょう。ミュージカルを観る際の要素として「客席の反応」は非常に重要な要素なので、これは本当に楽しみです。ただ、今回のチケットはA席V14番。今回は予算の関係でA席です。オペラグラスをレンタルして準備完了!

本日の主なキャストは以下の通り

エンジニア  別所哲也
キム 笹本玲奈
クリス 井上芳雄
ジョン 岡幸二郎
エレン 鈴木ほのか
トゥイ 泉見洋平
ジジ 菅谷真理恵

一昨日に観たキャストとは大幅に違いますので、これはこれで面白いです。

個別に感想を・・・。

別所さん演じるエンジニアですが、すごく好きですね。はっきり言って軽っ!いい意味で非常に軽いエンジニアです。アドリブが非常に多く、しかも面白い。今回は2幕最初の方のタイのバンコクの安キャバレーの客引きのシーンでのアドリブが面白かったです。店のオーナーとのやりとりで、オーナーの「客が入っていないじゃないか!」の台詞に客席をさして「お客さんなら満員ですよ。しかも1000回もやっているんですよ」とのアドリブ。そこでオーナーの「あと1000回働いてもらうぞ」非常にうけました。

笹本玲奈さん演じるキムですが、先日私の大好きな新妻キムを観ていますので、新妻キムとの比較になってしまいますが、新妻キムを観たときには物語におけるキムの存在を強く感じました。声ののびも迫力も笹本キムは新妻キムと比べたら少し物足りなく感じます。それから1幕最初のドリームランドのシーンでも、新妻キムは「こんなところにいる私は何したらいいの?まあみんなにあわせて踊っておこう。」みたいな感じでしたが、笹本キムはすでに店に馴染んで踊っている感じがします。ただ、笹本キムの演技はキムという女性の内面の強さを表しているのかもしれません。キムという女性はどのように強くなっていったのか。両親を亡くしてからか、子供を産んでからか?少し考えさせられてしまいました。この答えは別のキムを観てからまた考えたいですね。ソニンキム略してソニキムは観てみたいですね。なんとかして博多で観ましょう。

井上クリスは本当に若くて悩み抜いたクリスを演じてくれています。若いクリスという青年兵士がベトナムというアメリカ兵にとっての地獄にいて、どのように考え感じ行動したのか。

あとジョン役の岡幸二郎さん。岡さんは演じるジョンはクリスにとってまさに兄貴ですね。2幕最初のヴイドイのシーンは見事な歌唱力でうっとりとさせてくれました。見事です。


さてここからはカーテンコールの感想です。

今回は日本公演通算1000回の記念スペシャルカーテンコールです。常通のカーテンコールが終わった後で幕が開くと、日本公演通算1000回の横断幕が! ここからはフジテレビの軽部アナウンサーの司会でのスペシャルカーテンコールです。

軽部アナの進行で主要メンバーの皆さんの挨拶が行われました。別所さんの「作品の力強さに圧倒される日々です。今後も毎回、初めてのつもりで演じたい。」の言葉に思わず感動してしまいました。博多座公演も楽しみです。・・・何とかして行こう!

特別カーテンコールの最後は「アメリカンドリーム」を出演者と客席のみんなでの大合唱でした。別所エンジニアも最後に少しはじけてましたね。

今回の1000回を記念して特製のポストカードが観客のみんなにプレゼントされました。写真はそのポストカードです。

気持ちいい余韻を残して観劇を終えました。最高です。