屋根の上のヴァイオリン弾き
初・博多座です。そういえば、四季の劇場以外でミュージカルを観るのは何年ぶりだろう・・・。
森繁久彌、上條恒彦、西田敏行と演じられてきた、歴代のテヴィエですが、市村正親さんが4代目テヴィエとなりました。
うちの親なんかは「『屋根の上のヴァイオリン弾き』と言えば森繁久彌さんだろう?」なんて言ってましたが・・・今のあの森繁おじいちゃんからは想像できない・・・。
今回の公演は、市村さん曰く「4代目テヴィエ襲名披露公演」ですね(笑)
さて、感想ですが・・・「心地よい緊張感と安堵感」です。
四季のミュージカル、特に昭和三部作は緊張感ありまくりで、こっちも息をつく間がないのですが、この作品は市村さんのおかげか、適度な「軽さ」がありました。こういう感じも悪くないかな。
しかし市村さんはうまいね。軽いんだけどもしめるところはしめる。特に「チャヴァは死んだ!」の台詞なんかは・・・思わずこっちも「びくっ!」となってしまいました。
ただ・・・、軽さの部分の市村テヴィエですが・・・しかし、このキャラクターはどっかで見た気が・・・。
うーん・・・なんだっけ。
あっ『釣りバカ日誌』の浜ちゃんだ・・・。
西田敏行さんの名残なのかな・・・。
今回の席ですが、センターブロック前から3列目やや下手側、でした。良い席です。ただ、役者さんの細かい表情や動きもわかってよかったのですが・・・、気がつくと体が上を見上げるようになってまして、髪に寝癖のようなものがついてました・・・。
配役に関しても満足です。安倍麻美さんですが、細かいことはいいにしましょう。全体的に緊張感をもって真剣に演じてました。ただ・・・台詞が早くなると若干聞きにくい気もしましたがまあいいでしょう。
今年の初ミュージカルは大満足しました。よかった~。