DAISYを作ってみた
視覚障がい者や、何らかの理由で文字情報を読むことが困難な方が使えるデジタル録音図書がDAISYです。
DAISYは多くの場合、ボランティアの方が録音してくださいます。
でも、DAISYって自作できるんです。
実は先日行った期末試験をDAISYで作成した問題で実施しました。
では作成には何が必要か説明します。
・MY STUDIO PC(DAISY作成ソフト)
・ICレコーダー
・3.5㍉オーディオケーブル
・音声読み上げソフト
・元データ
以上です。
これさえあれば作成は難しくありません。
まず、作成用のMY STUDIO PCですが、こちらは日本障害者リハビリテーション協会から無償提供を受けることができます。
それで、ソフトが用意できたら作業開始ですが、他にも必要なソフトがあります。
DAISYの多くは、ボランティアの方が声を吹き込んでくださってます。しかし、なかなか自分の声を吹き込むことには抵抗があるかと思います。なので、パソコンに読み上げさせて、それを録音する方法で作成していきます。
筆者が使っているソフトがこれです。
Balabolka
このソフトで読み上げさせると、聞きやすい声で録音ができます。
コツはいくつかあります。
読み上げのさせるときにレベル作成がしやすいように、レベルで切りたい場所に改行を多く入れ、時間を1秒開けるようにしていきます。
作業としては、読み上げさせたい文書をBalabolkaに入力、もしくはコピーして貼り付けて、ちょっと改行を入れるなどの作業をし、読み上げさせます。それをオーディオケーブル経由でICレコーダーに入れ、ICレコーダーに入れた音声(MP3)をMY STUDIO PCで編集して、最終的にCDに入れてしまえばDAISYができます。
自分の声で録音せずにPCに喋らす方法なので、意外にかんたんにできます。
DAISY作成は難しくないのですよ。
ぜひ知ってもらいたいですね。